僕が所属する会社では、年一で「ビジネスプランコンテスト」が開催され、今年で第三回目となります。
因みに、第一回目のビジネスプランコンテストで僕達の案が入賞し、現在そのサービス拡大に奮闘しております。
第一回目で上手くいったので、調子に乗って第二回目にも4案応募。
が、全て不採用。
そして今年の第3回目ビジコンにも懲りずに8案応募。
が、、全滅。。
正直、2案件くらいは結構自信あったんですが、ダメでした。
でも敗因は分かってるんです。
「斬新なアイデアを追求し、マーケティングを全くしなかったから。」
要は「新規事業開発すること」自体が目的化してしまい、顧客の声を聞いていなかったんですね。
僕は基本中の基本の調査を怠っていました。仮にこれでグランプリをとって事業化したとしても、競合に既にパイを抑えられレッドオーシャン化しているか、或いは顧客自体が存在しないニッチすぎるサービスなのか。いずれにせよ不幸な未来が待っています。
よく、新規事業のアクセラレータープログラムで話されるのは、
「まず顧客の声を300件聞くこと」
それだけ聞けば、ニーズの有無だけではなく新たな発見があると。
基本の「き」の字を思い出せて、この落選は価値があったのかなと思います。
話は変わりますが、今日、女友人と渋谷でランチしました。この友人はまだ僕が血気盛んだったころ(苦笑)、よく恵比寿で飲み明かした悪友なのですが、今はお互いしっかり仕事をしており(笑)、今日は真面目にビジネストーク。3年ぶりの再開に昔話に花が咲きます。
彼女はというと、今はとある事業会社でBtoCビジネスを行うと共に、新規事業の開発もミッションとして課せられています。聞く話によると、まだ出来たばかりの新規事業部隊で、今はビジネスアイデアをひたすらアプトプットする時期と。1日に10案くらい立案する必要あるようです。
新規事業開発の目的は、会社の新たな利益創出のため。
ん??どこか違和感を感じます。
そう。僕が先のビジコンでやってしまった、
「新規事業開発すること自体が目的化してしまい、顧客の声を聞いていない」
改めて、新規事業開発の難しさを感じましたね。みんな陥ってると。
世の中の『不』は、実は既に99.99%解決されており、0.01%をいかにして顧客に気づかせるかがが重要。その『不』を解消するための強い動機(モチベーション)が自分自身にあってこそ、やっとスタートラインに立てるんですよね。
そして、どんなに頑張って産み出した事業でも、呑気にしてるとすぐに模倣されシェアを奪われてします。○○ペイのように。
模倣されないようにするためには、自分自身が圧倒的な熱量を持って、一気にシェアを抑える事+他社に真似できないブランディングによって参入障壁を作る事。
分かっちゃいるけど、これができれば苦労しない!!
まずは、解像度高く顧客のニーズを捉え、『不』を言語化する作業をひたすら続けるしかないですね!!
さあ、明日から月曜日。ハッスルで頑張りましょう!!