スタートアップ精神を保ち続ける、Amazon創始者のジョフ・ベゾスの「Day1」思考。
テック企業の皆さんは比較的馴染みがある言葉ですよね。
僕は今、どちらかというと重厚長大産業に近い業界にいるので、全く馴染みがない言葉。というよりかは、むしろ敬遠される言葉かもしれません。「長年の信頼と実績」が重要な業界で、今の仕事は昔の社員の作った信用の上に成立しているのだ的な風潮があるような気がします。
それはとても重要なことですし、全く否定する理由も無いのですが、それこそ我々の業界に「アマゾンエフェクト」が起こった時、同社の「Day1」思考の上に成立するカスタマーエクスペリエンスの前に、我々の「長年の信頼と実績」がどこまで通用するのか、考えると若干不安になります。
たとえ組織自体はそう意識改革できなくとも、我々個々人レベルでは、「Day1」思考をもって日々を過ごすことは重要だなとぼんやり思っています。
そういえば、僕の社会人始めの「Day1」仕事は、今は無き「岡山ビブレ」のリテナントでした。
もう20年近く前になる話ですね。入社半年で現場の設計施工を任され、現地に住み込み、オープン間際の3日間は全く寝ずに(というか心配で寝れずに)一生懸命働いた記憶が残っています。今思うと超絶ブラック企業でしたが、それでも現場を任せてくれた当時の上司に感謝の気持ちでいっぱいです。分からないことはお客さんであろうが職人さんであろうが聞きまくり、とにかく秒で解決することを心がけていた気がします。
この「秒で解決」することが、僕のこれからの「Day1」思考における重要なピースになるなと改めて気づいた感じです。
台風が迫ってきていますが、どうか被害が出ませんように。
おやすみなさい。