今日、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一さんのVoice聞いてたら、こんなことおっしゃってました。
「僕の本は、全て26歳の自分に向けて書いている。」
当時の伊藤さんは、新卒でメガバンクに就職するも、やる気の全くない本当にダメな社員だったようです。
今のご活躍からして想像もつかないんですが、「何者でもない時代」が長く続いたようですね。
伊藤さんはこう続けます。
彼の著書「1分で話せ」は、伝えるスキルの重要性を、分かりやすく26歳の自分に教えている。
「0秒で動け」もウジウジして動けない26歳の自分に、事前準備の重要性を伝えている。
「1行書くだけ日記」では、日々同じ経験を繰り返すのではなく成長することの重要性を26歳の自分に伝えている。
「ブレイクセルフ」では、自分をリードしながらもブレイクする大切さを26歳の自分に説いている。
あー、こういう考え方いいな。と思い、僕も17年前の26歳の自分がフラッとウチにやってきたらなんて伝えるかな?と考えました。
当時の僕は、インテリアデザインの会社に勤めており、一級建築士の勉強に明け暮れていました。そして、その2年後、一級建築士の夢に敗れ、今の銀行に転職するわけです。
そして、ファンドバブルに飲み込まれ、仕事は毎日午前様、それでも毎日飲みに行ってストレス発散。体重は今よりも10キロ多く、女子を見つけてはナンパしてました。笑
リーマンショックが弾け、震災を経験し少し真面目になった僕は、与えられた仕事を完璧にこなすことを生き甲斐とし、盲目的に仕事に打ち込みます。完全に会社の歯車でしたね。それが心地よかった時代です。
そして、何者でもなかった時代が数年続き、今に至るという感じです。
今の僕が26歳の自分に会ったら、この3点は伝えると思います。
①マラソンを始めろ
②資産運用の勉強をしろ
③銀行で5年勤めたら、IT企業に転職しろ
まず、①の「マラソンを始めろ」ですが、意味わからないですよね。
マラソンは、僕が38歳になってハマった趣味です。そして、39歳の時には、フルマラソン3時間ギリ(サブスリー)を達成。
早く走るためにお酒を控え、肉体改造し、超健康的な生活を送ることができました。
これを26歳で初めていたら、ワンチャンどっかの大会で優勝とか有り得たかもしれませんし、30代前半のあの堕落した生活は過ごしてなかったと思います。
次に、②の資産運用。①でマラソンを初めて酒の量が減ると、自然とお金が溜まります。それを、コツコツ米国のインデックス投資に回せば、リーマン以降の経済急回復の波に乗れ、今は結構な資産になっているはず。
当時は長期での複利での運用の効果を全く知らず、ただただお金を浪費していましたね。
最後に、③の33歳で、IT企業に転職せよ。11年前といえば、そう。AppleがiPhoneを発表して少したった時ですね。この頃は、まだまだガラケーが多く、通信速度も遅い。
ケータイでは音楽も読書も映画も見れなかった時代です。
でも、今や、Webマーケティングや顧客導線の獲得はスマホなしでは語れませんし、それと並行するように、ブロックチェーンやAI、ビックデータビジネスに時代は大きく変わってしまいました。
僕のいる銀行業界はすっかりオワコンです。
これから何かをしようとすると、相当勢いをつけて駆け登るしかありません。
しかしもう若く有りません。
もし26歳の自分に伝えることができれば。。。
って、無理じゃん!!
ってなるじゃないですか。
じゃあ、こう思うわけです。
15年後の自分が、フラッとウチにやってきたらなんて伝えるかな?
きっと、今のまま生活していたらダメだ!って言うでしょうね。
そうだ。過去の自分が今の自分に何を言うか想像して、それを参考に自分を変えて行くほうが建設的だ。
15年後の日本はどうなっているかを想像するに、少子高齢化のため国力が他国と比較し落ちていることは容易に想像できます。また、給料は上がらず、保険料は上がる。そして、70歳までは働き続けることが当たり前の世界。
そんな時代から来た58歳の自分はこう言うんじゃないかなー。
①自分の事業を興せ
②勤め人にも成れるし、フリーランスにも成れる複数の選択肢を持て
③世界を相手に働け
これは、僕だけではなく、15歳年上のあなたも同じことを言ってくるかもしれません。
人生はあっという間。
あたなも、未来の自分に会ったらきっと言われることを想像してみませんか?
明日、やるべきことが見えてくるかもしれません。