新米サラリーマン大家さんのピースです。
前回ブログ「#123_緊急事態宣言中に、気になる人と仲良くなれる方法」の反響が良かったんで、続編を。
ちなみに、前回のおさらい。
仲良くなることの真髄は「単純接触効果」を使うこと。つまり、何度も何度も会話していると、「気になるあの人」と仲良くなれるかもしれないということ。
そして、単純接触効果の分岐点は、15日に1回。2週間に1度、何らかの方法で接触するといい。
でも2週間に1度コンスタントに接触するには、仕組み作りが必要。つまり、相手の毎週のルーティーンを探し出し、それに潜り込む!ということでした。
さて、今日はその先。「仲良くなった人と、もっと仲良くなる方法」。つまり、「デートに誘う方法」を一つ伝授します!
「デート」とは、単純に二人で会うことではありません。特別な時間を過ごすという定義ですね。
実は、これ。よくお仕事で使うテクニックでもあります。
どういう時かというと、例えば会社で同僚に作業を頼む時。
貴方は、100の作業をする必要があったとします。でも到底、期日には間に合いません。そして、同僚に作業を一部代わりにお願いすることとになったとします。
初め、「100のうち、80やってほしい」とお願いします。
まあ、断られますよね。その後、「では、20だけでもお願い!」
相手が了解したら、「もし早めに終われば、もう少しだけ手伝ってね」
そうお願いしつつ、最終的には50くらいやってもらう。
こういうご経験、したこと又は、されたことありませんか?
実はこれ、「ドア・イン・ザ・フェイス」と「フット・イン・ザ・ドア」という2つのテクニックが使われています。
「ドア・イン・ザ・フェイス」は、社会心理学社のロバート・B・チャルディーニの著書でもお馴染みの、相手の譲歩を引き出すテクニックで、最初に大きなお願いをして相手を断らせたあと、本当に頼みたかった依頼をするというもの。
相手が断った罪悪感を抱いているうちに、ハードルを下げたお願いをすることで要求が通りやすくなるわけです。
上の例では、100のうち80お願いして、断られた後にすごくハードルを下げた20をお願いしています。
そして「フット・イン・ザ・ドア」。これは、まさに字の通り「開いたドアに足を突っ込む」というもの。(なんだか怖いですね)
最初に相手が断りにく小さなお願いを投げかけ、それが受け入れられたら、その直後に本来の依頼をするという手法。一度「OK」した手前、次のお願いも受けてしまうという心理を使ったテクニックです。
「もし早めに終われば、もう少しだけ手伝ってね」というところ、「結局仕事が終わるまで一緒に手伝ってもらう」ことを意味しています。
この二つのテクニックをデートの誘いに使うと、例えばこんな感じになります。
貴方「緊急事態中どこにも行けなくて辛いですね。開けたら何したいですか?旅行とか?」
相手「旅行行きたいですね!温泉とか。」
貴方「もし良ければ、6月になったら一緒に軽井沢旅行しませんか? でも流石に無理ですよね。。」
(秘技 ドア・イン・ザ・フェイス!無理難題)
相手「ちょっといきなり旅行は。。」
貴方「じゃあ、軽井沢に行ったつもりで信州そば食べに行きましょう!」
(秘技 ドア・イン・ザ・フェイス!譲歩)
相手「いいですね!行きましょう!」
貴方「せっかくなんで、少し足を伸ばして、鎌倉に日帰りしませんか?美味しいお蕎麦屋さんがあるんです。小町通りとかちょっと軽井沢っぽいし!」
(必殺 フット・イン・ザ・ドア!追加依頼)
相手「いいですね!すごく楽しそう!いつにします?」
ということで、ちゃっかり湘南デートをゲット。
仲良くなったばかりの人にいきなり「湘南に行こう」って誘いにくいですよね。
緊急事態宣言下、世の中暗い話題ばかりですが、誰もが「ステイホーム」に飽き飽きしていて楽しく街歩きする願望って強まっている時期だと思います。
もちろん、今は我慢の時ですが、この逆境の時だからこそ「単純接触効果」と「ドア・イン・ザ・フェイス&フット・イン・ザ・ドア」作戦をうまく使って、「気になる人」との距離をどんどん縮めちゃいましょう!!
それと同時に、こういう楽しいことを考えるが今とても大事だと思います!!
さあ、いつやるの?
今でしょ!
では。