いかがお過ごしでしょうか。
最近涼しくなって、ランニングし易くなったなと思いながら、夏の終わりに少しセンチメンタルになっているピースです。
今日は、「クリエイターエコノミーが日本を救う!?」というテーマでお話したいと思います。
大人の文化祭!?
僕は「ハイブリッド・サラリーマンズクラブ」というオンラインサロンに参加しています。
このサロンは、本業のサラリーマンに加え、副業や復業を実施している人や、まだ今はやっていないけど興味がある人達250人くらいが集まって、皆で情報交換したり、誰かの壁打ち相手になったり、一緒にビジネスを作っていったりしている楽しいコミュニティです。
芸術の秋ということもあり、サロンで文化祭をしようと企画していて、昨日その定例ミーティングがありました。
題して「大人の文化祭」
「大人」とつくと、何故かいやらしい系の雰囲気が出てしまうんですが、決してそうではありません!
ズバリ、創作活動でマネタイズを真剣に考える文化祭。
要は「お金」をどう稼ぐか。
経済活動と芸術活動は対局に存在しているように感じることがあります。
経済活動の中で、消された芸術
特に平成の時代は、より効率性を求めたエコノミクスの考え方により無駄がどんどん削り取られ、必要と思われたアートの要素までもが、コスト削減の圧力の前に「無駄なもの」と位置付けられている側面もあると思います。
例えばファッション。従来の日本は着物やデザインに富んだ洋服など、街中に芸術が存在していた時期があると思います。大正とか、明治とかです。昭和のバブル前とかもですかね。
その後バブル崩壊後から徐々に力をつけて来たのが、ユニクロをはじめとするファストファッション。効率性を極限まで高めたSPA(製造小売業)スキームで、高品質の洋服を低価格で大量に市場に流通させました。
もはや、デザイン性に富んだ洋服は、プチ富裕層の趣味の商品となり、ファッションにおけるアートは日常から姿を消したかのように見えます。
均質性を良しとする学校教育や、これまでの大企業が求めていたジェネラリスト思考も、人と違うことをするアートな活動をある意味で制限してしまっていたのかもしれませんね。
新たなエコノミーの誕生
でも、今、世界が変わりつつあります。
YouTuberにとどまらず、起業家、店主、アスリート、教員まで、あらゆる業種がクリエイター化しはじめたのです。
TwitterのCEO ジャック・ドーシー氏はこう言います。
「ゴールはTwitterが稼ぐことではない。クリエイターが稼ぐことだ」
日本においても、2021年7月、
BASE、note、UUUMなど7社でクリエイターエコノミー協会を設立。
同協会の定義によると、クリエイターエコノミーとは、
「個人の情報発信やアクションによって形成される経済圏」を指します。
数万人のカスタマーではなく、100人のコアファンをターゲットにする経済圏。
これまでのエコノミスクでは極めて不効率な販売戦略であったものが、ネット技術の発展により、本当に良いものであれば、コミュニティを作った上でちゃんとしたダイレクトマーケを行うことでコアファンに届く。
そしてそのコアファンが新たな経済圏を作っているような世界観ですね。
モノやコトに溢れた時代。これからは「便利なもの」は売れず、「意味のあるもの」が売れる時代。
でも、「意味のあるもの」とは、その購入者個人の主観が大いに関わっていてそれは販売者側には知るよしもないもの。
購入者の主観を知る方法があるとすれば、その同じ思いを持った人たちが集まるコミュニティを作り、その主観を形成するお手伝いをすることくらい。
ただ、このコミュニティを作るのは、並大抵のことではありません。
企業は口を揃えて、「SDGs」や「パーパス」を唱えていますが、それはもはや「意味のあるもの」が生み出せない、企業の悲鳴にも聞こえてしまいます。
そんな厳しい世の中で、クリエイターがどうやったら自分たちの経済圏を作ってマネタイズできるのか。これを実験するための場として「大人の文化祭」があると、僕は考えています。
マネタイズについて
マネタイズの方法はいくつかありますが、今回挑戦したいのが、NFT。
Non-fungible token(ノンファンジブルトークン)の略で、日本語では「非代替性トークン」といいます。
その名の通り、各NFTはユニークな(唯一の)デジタルアイテムを表すことができるため、他のトークンで代替することはできません。NFTで発行できる商品は、アート、オーディオ、ビデオなどのデジタルファイルなど、多岐にわたります。
デジタルファイル自体は無限に複製可能ですが、それを表すNFTは、その基盤となるブロックチェーン上で追跡され、購入者にそれを保有する権利の証明が提供されています。
今年3月にクリスティーズ・ニューヨークのオンラインオークションで、NFTデジタルアート作品が、約75億円で落札されたことより注目が集まっているブロックチェーン技術です。
イーサリアムチェーン上で取引されるものがメジャーですが、ネックとしては、NFT発行の手数料が1万円程度必要になること。
気合の入ったアート作品以外は、ちょっとNFT化難しいかもしれません。
Eluについて
そんな中、コストがかからず、デジタルアートが販売できるサービスが日本に生まれました。
アル株式会社が、先月正式リリースした「elu」です。
これは、個人が作ったデジタルアートが、たった2分で販売できるサービス。
イラストや写真、音声や動画、PSDやAIデータなどのデジタルデータを数量限定で売り出せるもの。
NFTのような、権利証明情報がありませんが、クリエイターエコノミーを構成する大事なパーツになりそうな予感がします。
僕も、昨日、試しに沖縄県渡嘉敷島で撮影した子猫の写真を限定10個で出品。最低価格の500円に設定したものの、ただの写真なんででまだ売れてません。笑
下にリング貼っておきますので、もしピースの将来性に賭けてみようという変態な方がいらっしゃれば購入してくださいねw
elu
渡嘉敷島の子猫
ということで、芸術の秋、スポーツの秋、グルメの秋、楽しい季節が始まります!
コロナに気を付けながら、経済を回しましょう!
では。