#22『「役に立つだけの人」からの脱却』という記事にて、
自らも「役に立つだけの人」から「価値のある人」にならないといけない!
と書きました。
これは、ビジネスにおいてもそうですよね。
「役に立つだけの商品」から「価値のある商品」
例えば、コンビニに陳列されている商品。
例えば「ハサミ」は、1種類しか置かれていません。その他、「消しゴム」も「ホッチキス」も1種類だけです。
確かにこれら文房具は「役にはたつ」ものの、別に1種類あれば十分なのです。要は新しいハサミやホッチキスを作っても、コンビニには置いてもらえないということ。
一方、コンビニに置かれている最も「価値のある商品」は何だと思いますか?
それは「タバコ」です。
しかも万引きされないように、大切にレジ背後に置かれていますし、一体何銘柄あるんでしょうか?タールの分量から、メンソールの有無。最近であれば電子タバコまで。
しかも「タバコ」にかけられる税金は、国たばこ税、地方たばこ税、たばこ特別税、そして消費税。実にタバコ価格の約62%が税金なのです。
それなのに色々な種類が売れる。
たとえ今日は売れなくても、もし明日その銘柄が欲しいという客がきた時にその銘柄が無ければ顧客満足度が下がるので、置いておく。
タバコはその銘柄が欲しい人にとってはものすごく「価値がある商品」なんですよね。
すこし脱線しますが、昔、街なかの交通量が多いところに、なぜかタバコ屋があって、なぜかおばちゃんが座っていたじゃないですか。
あれは、第二次世界大戦で主人が戦死した家庭を救済すべく、国策として未亡人にタバコの販売権を与えたんですよね。
今やもうすっかりタバコ屋は見なくなりましたが、その価値はコンビニに引き継がれている訳です。まさに「タバコは文化」です。
※僕は吸えません。
さて、話しを今に戻します。
今、僕は会社で新規事業開発に携わっています。
過去の#22『「役に立つだけの人」からの脱却』の文章で、
「僕が会社で進めている新規事業は役には立つが価値はないかも」と書きました。
でも、今日、顧客とのディスカッションの中で「価値がある」かもしれない要素が見えた気がしたんです。
今時代から求められいるのに、一人では解決できないこと。それを会社というプラットフォームを使って解決する。
ちょっと難易度は高いかもしれませんが、チャレンジしてみる「価値」はそれこそあるかもしれません。何事にも諦めずに取り組んでみるものです。
ということで、今日も最後に自分のことを話してしまいました。ごめんなさい。
いつも最後まで読んで下さいましてありがとうございます!