目次
なぜ、会社の新規事業はうまくいかないのか!?
僕は現在、所属する信託銀行で新規事業を行っています。
10月にリリースして、もう直ぐ2ヶ月が立とうとしてますが、なかなか顧客に評価してもらえず、結構苦労しているんです。。
ただ、諦めるのが本当に嫌いな性格なので、引き続き頑張ろうと思っています。当然、明日からまたサービスをブラッシュアップし、顧客提案を継続する訳ですが、自らの反省も含めて、いったんここで原因分析を行いたいと思います。
この内容はあなたの会社で新規事業開発をする際にも、参考になる内容かと思いますので、よかったらご覧頂けますと嬉しいです。
最大の原因は、事業開発に時間をかけ過ぎたことに尽きます。
当初、9ヶ月でリリースする予定が、その倍の18ヶ月も時間を要してしまいました。
コロナの影響も時間を要した一つの原因なのですが、緊急事態宣言下、在宅ワーク環境が全く整っていない我が社がフリーズしている間に、競合他社にマーケットを広く抑えられてしまいました。
そして、何よりもこのパンデミックを経験した企業が、大きく意識変化を起こすようになりました。
結果、この2年弱で市場のニーズが大きく変化してしまったということになります。
この原因をさらに因数分解するため、「新規事業といえばリクルート」ということで、改めて同社の事業開発メソッドについて説明した本『リクルートのすごい構”造”力(杉田浩章著)』を読みました。
「序章:なぜ、あなたの会社の新規事業はうまくいかないのか」
に、いきなり耳が痛い内容が書かれていました。
企業を悩ます「5つの症状」
【症状1】PDCAサイクルの「P」に時間をかけすぎる
「新規事業の成功には「数」と「スピード」が不可欠である」
→(僕)しまった。18ヶ月もかけてしまった!
【症状2】計画が変えられない
「新規事業開発において、計画を柔軟に軌道修正できないことは、時に致命傷だ。」
→(僕)しまった。軌道修正するには、会議体を沢山経ないと!
【症状3】時間をかけて計画を立てる割に、ツメが甘い
「テストマーケティングでも、何を検証するか、明確に定義しないままで、ただ事業化する前の「儀式」として実施している。」
→(僕)しまった。大したテストマーケを甘く見ていました!
【症状4】当事者も、経営者も本気ではない
「上がったアイデアをブラッシュアップする、新規事業を創出できる人材を育てる、という発想がない。」
→(僕)しまった。「新規事業を開発する」ということ自体が目的化している!
【症状5】うまくいかなくなったとき、撤退の決断ができない
「どのような状態になった時に撤退するのか、誰がその判断をするのか、予め決めておかないと傷が大きくなる。」
→(僕)しまった。撤退基準全く決めてない!
著者はこう続けます。
「いかがだろう。振り返ってみると、あなたの会社の新規事業についても、多かれ少なかれ思い当たってしまうところが多いのではないだろうか。」
→(僕)症例5つ揃って、ビンゴです!
うまくいかない原因は見事に因数分解できました
一つ一つ走りながら試してみて、うまくいかなかったことは即経営にフィードバックする。必要であれば、事業プランを軌道修正し前に進むしかないですね!
あとは、【症例4】にある「当事者が本気ではない」と言わせないように、「数」と「スピード」重視でPDCAを回す!
2020年、色々ありましたが、悔いの残らないように走り切りたいと思います!
何かに挑戦しているあなた!応援しています!!一緒にがんばりましょう!