Caz日記 ライフスタイル

#51_マインドフル・ランニング in 皇居

ロンドン在住の心理療法士ウィリアム・プーレン氏が提唱する、
走るセラピー、「マインドフル・ランニング」について、今日は深掘りして考えたいと思います。

そもそもランニングは、心身が健康になり、心がほぐれ集中力が高まる。活力がみなぎり、日々の活動に積極的になれます。

精神力や集中力の高まりは日常生活にも生かせるし、走る事で得た教訓は人生の様々な局面で役立ちます。
・あと数歩だけ前に進もうと力を振り絞る
・急な坂道を頑張って登る
・風を切って下り坂を駆け下りる

 

そうしたランニングのこうしたメリットに加え、さらに多大な効果をもたらしてくれるのがマインドフル・ランニング。

このマインドフル・ランニングとは、自分自身に向き合って、”今、ここ”に意識を向けながら走ることで、ストレスや不安から自由になる新しい走り方と、プレーレン氏は言っています。

 

マインドフル・ランニングの進め方は以下の通りです。

①グラウンディング(ヨガでもやるような、大地と自分が一体となったイメージを瞑想)
②自分の疑問を思い浮かべる
③走り始めて、疑問の答えを思い浮かべる。これを「答えA」とする
④正反対の「答えB」を頭に思い浮かべる
⑤走るスピードを変えて、頭の中で答えがどの様に変化するか感じる
⑥走り終わったら走りながら考えたことを書き出し、走る前の考えと比較する
⑦まとめる

 

今日は、ランニングサークルでの皇居ランの日。僕は大体いつも皇居4周(20キロ)を走ります。
まず、少し時間をかけて、①グラウンディングを行います。ストレッチしながら、大地と星に引っ張られる様なイメージを作ります。
次に②に関しては、「身の回りにいる「判断力のある人」と「ない人」の違いはなんだろう。」にしました。

まず、1周目。体が重いです。
周囲で「判断力のある人」の特徴は、とにかく経験値が高い。帰国子女だったり、いくつも会社を渡り歩いたり独立したり。結婚したり離婚したり。これを「答えA」としました。

2周目。あまりの寒さにお腹が痛くなってしまします。もう、セラピーどころではなく、早くトイレに。。笑

気を取り戻して、3周目と4周目は、おしゃべりしながら仲間達と走りました。とってもリラックスしながら。「最近何か始めたことありますか?」とか「GO TO〜使ったことありますか?」とか質問しながら、できるだけ聞き手に徹し「答えB」のヒントをもらいます。
どうも、楽しいことやパートナーが喜ぶことを選択している様な印象を受けます。なるほど、判断力のある人は、これから得る経験を楽しもうとする人。これを「答えB」としました。

⑥の走り終わって走りながら考えたことや、考えが変化したことをメモ。

走り始め:「判断力のある人」は、「経験値が高い人」
走り終り:「判断力のある人」は、「経験を楽しもうとする人」

なるほど面白い。経験があれば、判断できるし、経験がなくともそれを楽しみにできれば、判断できる。

経験なんか誰でも初めはゼロ。これを楽しみに思えるかどうかが、判断のベースにある。つまり、判断できないのではなくて、楽しいと思えないからあえて判断しない。全て、心が欲するかどうかに素直になればいい。

そんな結論に至りました。確かに、心の悩みがスッと消えた気がします。

ポジティブに自然や自分、仲間に向き合うことで、普段の悩みがスッと消えていく。そんなマインドフル・ランニングがちょっと分かった気がしました。

あなたも、もしよろしければこんな「マインドフル・ランニング」試してみてくださいね!



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